スポンサードリンク

韓国旅行はウォン安で本当にお得?観光客はこうして搾取される


ウォン安で韓国旅行が大人気のようです。
韓国通貨ウォン(KRW)の為替レートが暴落したのは、
2009年秋のリーマンショックに端を発する世界同時不況からですが、
日本円換算でウォンの為替レートは以前の半分程度に落ち込んだため、
韓国旅行が安く楽しめるということで、大人気なのです。
ウォンの為替レートが日本円換算で半分になったということは、
単純計算すると同じ円予算で今までの倍の贅沢ができる!
ということになりますので、さぞかし豪華な韓国旅行が楽しめる
と夢膨らます方も多いことでしょう。
でも、ちょっと待ってください!事はそう単純ではないのです。
確かに日本から申し込む際の旅行費用、ツアー代金は
以前に比べ割安になっているかもしれません。
しかし、実際に韓国へ観光旅行へ行ってみると、
為替相場の暴落度合ほど物価が安いとは感じられないはずです。
それは何故か?
以下、2010年6月に実際に韓国の釜山へ旅行した際の実体験を踏まえて
ウォン安がもたらす韓国旅行への影響について探ってみましょう。
ちなみにこの時の為替相場は100ウオン=約8円でした。
結論から言って、ウォン安という為替相場の影響は、
韓国に居住して日常生活を営むのであれば恩恵を受けることができますが、
一般的なツアー旅行客の場合、さほど関係がないと思います。
というのも、一般的なツアー旅行客は、買い物や食事などの際、
外国人観光客を相手にするお店で済ませることになるからです。
こういった外国人観光客相手のお店の場合、地元民がお客でないため
値段や価格の設定は観光客側の国の通貨を基準としています。
つまり、実際の価格はウォン表示なのですが、
韓国国内での価格相場でなく「日本円でいくらなのか」で値段を決め、
それをウォン換算して表示しているのです。
たとえば、今回の釜山旅行の慶州オプショナルツアー料金は、
日本円で一人9,800円でした。
その際に普門で食べた海鮮チヂミは16,000ウォン(日本円で約1,200円)。
梨花汗蒸幕での韓国式エステのあかすり普通コースは日本円で8,500円。
国際市場の骨付きカルビは日本円で一人前約2.000円です。
実は、これらの値段は、今回のウォン安以前の相場と全く変わりません。
ウォン安以前は値段が日本円で倍だった、というわけではないのです。
よくよく考えてみれば、もしそんな法外な値段だったら、
殆どの人は高くて手がだせないですよね?
だから、いくらウォン安だからといっても
必ずしも韓国旅行がお得だという訳ではないのです。
このことはキムチ、韓国のりなどの一般的なお土産も同様で、
価格はウォン表示されていても、日本円に換算すると、
ウォン安以前と値段は全く変わっていないのです。
外国人観光客相手のお店は地元民がお客ではないので、
ウォン安になればそれに合わせて価格を釣り上げたところで
観光客にとっては以前と同様の相場価格なのでクレームにはならないのです。
このようなことから、ウォン安だから韓国旅行でリッチに豪遊できる、
と単純に考えているならば、それは叶わぬ夢になる確率が高いです。
韓国旅行でウォン安の恩恵に与るなら、地元民を顧客としているお店で遊ぶ
ということになりますが、韓国語がよほど堪能であるか、
現地に知人友人でもいない限りは難しいのが現状でしょう。
ウォン安で儲けて得をしているのは、実は外国人観光客ではなく、
現地の観光産業に従事する人々であり、
観光客は為替差益分を搾取されているだけなのです。
裏を返せば、観光業界は自国通貨の暴落で恩恵を受ける産業ともいえるでしょう。
もっとも、自国に外国人観光客を呼び込む観光資源そのものがなければ
全ては絵に描いた餅ということになりますが。
韓国旅行へ行った際に、ウォン安が値段に反映されているかどうかは、
提示価格を日本円換算して2倍してもそれが妥当な値段と感じるかどうか
冷静になって一度考えてみるとすぐに分かると思いますよ。
もしそれが現地相場の価格だとしたら、ウォン安以前は
日本円に換算して確かに2倍の値段だったはずなのですから。


| 韓国
スポンサードリンク
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。