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アルタミラ洞窟壁画は人類史上最高水準の絵画表現でピカソも絶賛


スペインの世界遺産アルタミラ洞窟は、
ユネスコの世界遺産であるアルタミラ洞窟壁画で知られる洞窟です。
アルタミラ洞窟壁画は、旧石器時代末期に描かれた
野牛、イノシシ、馬、トナカイなどの動物を中心とする壁画ですが、
学生時代の歴史の教科書や資料などでも良く目にしたものです。
その当時は、何か自分とは関係ない世界の話だと感じていましたが、
海外旅行が当たり前の時代となった今、自分がその気になれば、
かつては本や写真だけの世界だったスペインのアルタミラ洞窟へも
出かけていくことができるなんて、感慨深いものがあります。

スペインの世界遺産アルタミラ洞窟は、
スペイン北部カンタブリア州の州都サンタンデルから
西へ30kmほどに位置するサンティリャナ・デル・マールという
人口約4.000人の小さな町の高台にある洞窟です。
アルタミラ洞窟の長さは約270mほあり、
少なくとも930の壁画が現存しているといわれています。
アルタミラ洞窟は1985年に世界遺産に登録された文化遺産で、
人類の歴史はアルタミラ発見を分水嶺として、
それ以前とそれ以降に区分できる、とまで云われるほどの、
人類の歴史を語る上での貴重な遺産なのです。

世界遺産アルタミラ洞窟壁画は、先史ヨーロッパ時代の区分で
主にマドレーヌ期(約18,000年〜10,000年前)と呼ばれる
旧石器時代末期にクロマニョン人によって描かれた
野牛、イノシシ、馬、トナカイなどの動物を中心とする壁画で、
人類最初の芸術作品とも言われています。
壁画には、ソリュートレ期に属する約18,500年前頃のものと、
マドレーヌ期前期頃の約16,500年前〜14,000年前頃のもの
の双方がが含まれています。
とくに、入り口から30mほどの所にある「大広間」とよばれる
部屋の天井に描かれた絵は圧倒的な迫力を誇っています。
イノシシ、バイソン、馬などの動物が描かれた天井画の
その確かなデッサン力、色彩対比、ぼかしや線刻、巧みな陰影処理
など、その絵画表現は人類の歴史上最高水準のものとされ、
「第4紀(旧石器時代の別称)美術のシスティナ礼拝堂」として
巨匠ミケランジェロの大傑作に比べられて称され、
また、あの巨匠ピカソをして、いささかの羨望を込めて
「我々のうち、誰1人としてこのように描くことはできない」
と告白させるほどの素晴らしい出来栄えの壁画なのです。
アルタミラ洞窟壁画の発見以前は、旧石器時代といえば、
人間はまだ本能以上のものはほとんど持っていなかっただろう
と推測されていたため、この壁画発見は想像を絶する出来事でした。

世界遺産アルタミラ洞窟壁画は、今から約13,000年前、
落石によって洞窟の入り口が閉ざされたことにより壁画が封印され
状態の良い当時のまま保存されることになりました。
1879年にこの地の領主ソウトウラの5歳の娘マリアによって
アルタミラ洞窟壁画は偶然発見され、現代によみがえったのです。
しかし、観光ブームによって世界遺産アルタミラ洞窟の中の絵は、
痛みがひどくなっているので、現在は公開されていません。
そのかわりに同じ敷地内に洞窟丸ごとのレプリカを作り、
アルタミラ博物館として2001年にオープンしました。
全世界に下記の3箇所にレプリカが存在します。
アルタミラ博物館(現地)
国立考古学博物館(スペイン、マドリード)
ハビエル城博物館(三重県志摩市の複合リゾート施設
「志摩スペイン村」のテーマパーク「パルケエスパーニャ」内)

一般的には知能や文化の発達していない原始人扱いをされる
旧石器時代のクロマニョン人ですが、アルタミラ洞窟壁画を見ると
芸術表現という素晴らしい感性や、それをイメージ化できる
素晴らしい絵画技法を持っていたことがわかります。
古代文明ということばすらなかった旧石器時代に、
人々が何を考えどのような生活を送っていたのかに思いを馳せながら
スペイン北部カンタブリア州のアルタミラを訪れてみるのも
ロマンがあっていいと思います。

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